コレクション: EMMA KRAFFT x flemington vintage

イスタンブール、カラキョイ。教会の中庭を見下ろす石造りの歴史的な建物に、EMMA KRAFFTのアトリエはあります。

ブランドの名は、19世紀の終わりにドイツからオスマン帝国へ渡ったひとりの女性、Emma Krafftに由来します。宝飾を深く愛した彼女の装身具の多くは、いまも一族の手元に受け継がれています。創業者のEsin Nalbantoğluは、そのひ孫。父方はチェルケスの金属細工師の家系で、その姓にはいまも「蹄鉄職人の息子」という意味が残っています。

国際的な受賞歴を持つグラフィックデザイナーとして活躍していたEsinは、イスタンブールのグランドバザールで6年間、金属細工と石留めの修業を積みました。2018年、カラキョイに構えた自身のアトリエで、ワックスの手彫りによる造形から研磨、彫金、石留めまで、すべての工程をひとつずつ手で仕上げています。

機械生産が主流になっていく時代に、金属細工の伝統と文化を現代のデザインで受け継ぐこと。それがこのブランドの核にあります。緻密に彫り込まれたモチーフ、手仕事だけが残せるディテールの深さ。flemington vintageがこのブランドを日本にご紹介するのは、私たちが選び続けてきたヴィンテージと同じ、時間に耐える手仕事の美しさがここにあると感じたからです。

今回お届けするのは、flemington vintageのために編まれた5型のカプセルコレクション。リング、バングル、そして日本の髪の文化と静かに響き合う2本のかんざしです。このうち4型は、flemington vintageでのみお求めいただけます。